加音(読み)カオン

デジタル大辞泉 「加音」の意味・読み・例文・類語

か‐おん【加音】

高さの異なる二つの音が同時に響くときに聞こえる、おのおのの振動数の和にあたる振動数をもつ音。→結合音

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「加音」の意味・読み・例文・類語

か‐おん【加音】

  1. 〘 名詞 〙 振動数の異なる二つの音を同時に鳴らすときに生ずる、二つの振動数の和の振動数の音。⇔差音

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加音」の意味・わかりやすい解説

加音
かおん
summation tone

結合音の一種。高さの異なる2音が同時に強く鳴るとき,両音の振動数の和にあたる音が聞かれる。これを加音という。 H.ヘルムホルツによって発見されたが,加音は音響学的現象ではなく,内耳構造によって生じる生理学的現象である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android