助信村(読み)すけのぶむら

日本歴史地名大系 「助信村」の解説

助信村
すけのぶむら

[現在地名]浜松市助信町・高林町たかばやしちよう・高林二丁目・中沢町なかざわちよう

新津しんづ村の西に位置。天正一八年(一五九〇)二月一五日の徳川家七ヵ条定書写(「古簡編年」徳川林政史研究所蔵)の宛所に助信之郷の三郎四郎と藤右衛門がみえる。同一八年一二月二六日に豊臣秀吉が安堵した常楽じようらく(現高野山真言宗)領四五石・龍禅りゆうぜん(現同宗)領一〇〇石のうちに当地が含まれていた(「豊臣秀吉朱印状」常楽寺文書など)。松平忠頼領郷村帳に助延村とみえ、高一七三石余、田四町五反余・畑一五町余、ほかに常楽寺領二九石・天王(現富士神社)領二石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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