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労働の限界生産力 ろうどうのげんかいせいさんりょくmarginal productivity of labour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

労働の限界生産力
ろうどうのげんかいせいさんりょく
marginal productivity of labour

生産要素のうち他の要素を固定しておき,労働だけ1単位の追加投入を行なったときに得られる追加的産出量をいう。産出量 q ,労働 l ,固定資本 k とすると,生産関数 qf(lk) から,∂q/∂l で示される。一般に追加投入の増加によって変化し,増加するものを限界生産力逓増,減少するものを限界生産力逓減といい,通常はすべての生産要素について限界生産力は逓減すると仮定される。また労働の限界生産力と賃金率は一致するという賃金の限界生産力説には,現実との妥当性の点から異論が多い。産出に付加価値をとり金額表示したものを付加価値限界生産力といい,産出を物量単位で示したものを物的限界生産力という。同一の生産主体において後者に変化がなくても,前者は価格変動に伴って変化する。

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