動脈血(読み)ドウミャクケツ

デジタル大辞泉 「動脈血」の意味・読み・例文・類語

どうみゃく‐けつ【動脈血】

肺でガス交換を終え、鮮紅色で多量の酸素栄養素を含む血液。一般に動脈を流れる。

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精選版 日本国語大辞典 「動脈血」の意味・読み・例文・類語

どうみゃく‐けつ【動脈血】

  1. 〘 名詞 〙 心臓から動脈によって身体各部に送られる血液。体循環系では、酸素の含有量が大きく、鮮紅色を呈する。この酸素圧は組織より高く二酸化炭素圧は低いので、各組織に酸素を供給し、二酸化炭素を受け取り、静脈血となる。一方、肺循環系では、肺動脈は心臓から肺へ静脈血を送り出す。〔医語類聚(1872)〕

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世界大百科事典(旧版)内の動脈血の言及

【呼吸】より

…循環系の分岐によって,毛細血管とその周辺の組織との間の距離は短縮され,ガスの拡散によるガス交換が可能となる。十分にO2を含み,CO2の少ない動脈血が毛細血管に到達すると,ガスの濃度こう配に従ってO2は組織へ移り,CO2が組織から血液へ移る。ここで血液は静脈血となって心臓の右心房,右心室を通って肺へ送られ,肺の中の気道の末端分岐部に位置する肺胞に接する毛細血管に達する。…

※「動脈血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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