勝常村
しようじようむら
[現在地名]湯川村勝常
会津中央薬師といわれる勝常寺があるための村名で、会津盆地のほぼ中央に位置し、東は上垂川村の小名扇田、西は阿賀川を隔てて履形村(現会津坂下町)、南は五町目村。もと勝常寺村と称し、勝常寺の寺領であったが、天正年中(一五七三―九二)寺領は没収され、のちに寺の文字を省いたという(新編会津風土記)。文和二年(一三五三)五月八日の紀年銘のある鐘に「寿鋳勝常寺鐘一口勧進」とあったという(会津旧事雑考)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 