勝行院(読み)しようぎよういん

日本歴史地名大系 「勝行院」の解説

勝行院
しようぎよういん

[現在地名]いわき市常磐湯本町 三函

惣善そうぜん寺の北方二〇〇メートルにあり、三箱山勝行院法海寺と号し、真言宗智山派、本尊不動明王。なかの寺ともよばれる。永正一七年(一五二〇)円鏡の開山で、本堂右側にある釈迦堂に室町時代初期の作といわれる木造釈迦如来坐像があり、県指定重要文化財。飛天透彫の光背も同時代のもの。脇侍は阿難尊者・迦葉尊者立像。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android