勢ふ(読み)イキオウ

デジタル大辞泉 「勢ふ」の意味・読み・例文・類語

いきお・う〔いきほふ〕【勢ふ】

[動ハ四]
勇みたつ。勢いが盛んになる。
「―・ひし滝口、あへなく負けしかば」〈曽我・一〉
勢力を振るう。時めく。
「御かたがたは豊かに―・ひて」〈宇津保・祭の使〉

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精選版 日本国語大辞典 「勢ふ」の意味・読み・例文・類語

いきお・ういきほふ【勢】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙
  2. 勇み立つ。活気づく。
    1. [初出の実例]「その程の有様は、もの騒がしきまで人多くいきほいたり」(出典:更級日記(1059頃))
  3. 時めく。権勢づく。富み栄える。
    1. [初出の実例]「源中納言は〈略〉上中下花のごと飾りて、あるが中にいきをひて住み給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)沖つ白浪)

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