勤て・勉て・努て(読み)つとめて

精選版 日本国語大辞典 「勤て・勉て・努て」の意味・読み・例文・類語

つとめ‐て【勤て・勉て・努て】

〘副〙 (動詞「つとめる(勤)」の連用形助詞「て」が付いてできたもの)
① 何とか努力して。心をはげまして。いっしょうけんめいに。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二「仏法なかにして、つとめて精進するがゆへにうるところひろくおほし」
② (下に打消を伴って) できるだけ。けっして。ゆめゆめ。しいて。
※貞享版沙石集(1283)八「先徳の釈なり。仏法の道理なり。努力(つとめて)疑ふべからず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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