普及版 字通 「勹」の読み・字形・画数・意味


2画

[字音] ホウ(ハウ)
[字訓] つつむ・はこ

[説文解字]

[字形] 象形
人の側身形。人が身をかがめている形。〔説文〕九上に「裹(つつ)むなり。人の曲れる形、裹(はうくわ)するるに象る」という。このままで用いる例はない。

[訓義]
1. つつむ、かかえる。
2. はこ、くるむ。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕勹 ツツム・マトフ

[部首]
〔説文〕に匍・匐・・旬・匈・冢など十二字、〔玉〕に三十五字を属する。別に(包)部があるが、勹がの初文であると考えてよい。

[語系]
勹・peuは同声。(胞)pheuも声近く、胎児のある形、は胎児を包裹するもの、胎衣をいう。(抱)bu、保puなどもその系統の語である。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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