ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勾配説」の意味・わかりやすい解説 勾配説こうばいせつgradient theory 卵または生物体において,生理的または生化学的活性の中心があり,これが中心から離れるに従い,減少する一定の活性の勾配をなしていて,形態的分化の基礎をなすという説。特に卵の発生では,胚の前後軸,背腹軸に沿って2重の勾配が想定される。ただし勾配の本体を,胚内でのある単一物質の濃度勾配に単純に帰着させることはできない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by