勿体らしい(読み)モッタイラシイ

デジタル大辞泉 「勿体らしい」の意味・読み・例文・類語

もったい‐らし・い【×勿体らしい】

[形][文]もったいら・し[シク]もったいぶったようすである。
「彼はそれを―・く兄の前に置いた」〈漱石道草

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勿体らしい」の意味・読み・例文・類語

もったい‐らし・い【勿体らしい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]もったいら〘 形容詞シク活用 〙 ( 「らしい」は接尾語 ) もったいぶった様子である。たいそうらしい。もったいくさい。
    1. [初出の実例]「すぐれてながきはかまを着、はなしめぬきの小脇指、まへこごなりにさすままに、もったいらしく居なをりしは、大心学と見へにけり」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android