匂肩白(読み)においかたじろ

精選版 日本国語大辞典 「匂肩白」の意味・読み・例文・類語

におい‐かたじろにほひ‥【匂肩白】

  1. 〘 名詞 〙(よろい)の威(おどし)一種。鎧の袖の上段立挙(たてあげ)や錏(しころ)の上段を白く、他を別の色で下の方がだんだん濃くなるように威したもの。肩白威。においかた。
    1. [初出の実例]「匂肩白 ニヲイカタシロ」(出典:運歩色葉集(1548))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む