運歩色葉集(読み)ウンポイロハシュウ

デジタル大辞泉 「運歩色葉集」の意味・読み・例文・類語

うんぽいろはしゅう〔ウンポいろはシフ〕【運歩色葉集】

室町時代国語辞書。2冊本と3冊本がある。著者未詳。天文16~17年(1547~1548)ごろ成立言葉いろは順に並べた室町時代の辞書の中で、掲出語(約1万7000)が最も多い。

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精選版 日本国語大辞典 「運歩色葉集」の意味・読み・例文・類語

うんぽいろはしゅうウンポいろはシフ【運歩色葉集】

  1. 国語辞書。天文一七年(一五四八)成立。国語をイロハ順に集めたもの。イロハ各部をさらに下位分類していない点で「節用集」とは異なるが、収載語が多い点が特色。著者未詳。

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世界大百科事典(旧版)内の運歩色葉集の言及

【辞書】より

…このほか語源辞書の《名語記(みようごき)》10巻(経尊著。1275(建治1)成立),類書の《塵袋(ちりぶくろ)》11巻(文永~弘安期(1264‐88)ころ成立か),最古の五十音引き辞書として《温故知新書(おんこちしんしよ)》(大伴広公著,1484(文明16)成立),イロハ分類だけで意味分類のない《運歩色葉集》(1548(天文17)成立)などが現れたが,これらの中で《和玉篇》《下学集》《節用集》は最も広く行われ,江戸時代におよんだ。 和語の語釈の辞書としては,上覚の《和歌色葉》3巻(1198(建久9)成立か),順徳院の《八雲御抄(やくもみしよう)》6巻などがある。…

※「運歩色葉集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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