化学残留磁気(読み)かがくざんりゅうじき(その他表記)chemical remanent magnetization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「化学残留磁気」の意味・わかりやすい解説

化学残留磁気
かがくざんりゅうじき
chemical remanent magnetization

強磁性体が外部磁場中で生成されるとき,その生成温度が強磁性体キュリー点より低いと,外部磁場が失われたあとも,もとの磁場のあった方向に強い安定な永久磁化ができる現象CRMと略されることも多い。岩石磁気学で重要な役割をする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android