日本歴史地名大系 「北万丁目村」の解説 北万丁目村きたまんちようめむら 岩手県:花巻市北万丁目村[現在地名]花巻市西大通り(にしおおどおり)一―二丁目・上北万丁目(かみきたまんちようめ)・中北万丁目(なかきたまんちようめ)・下北万丁目(しもきたまんちようめ)・野田(のだ)など花巻村の南西、里川口(さとかわぐち)村の北西に位置する。もとは南万丁目村と一村で万丁目村と称した。北氏の花巻配置後、村内の一部に町場が成立した。貞享年間(一六八四―八八)に分村したとする説もあるが(管轄地誌)、郷村帳類では万丁目村一村で扱われることもある。慶長八年(一六〇三)頃、万丁目を含む稗貫(ひえぬき)・和賀両郡の二〇所八千石が北松斎信愛に宛行われており(年未詳「南部利直知行宛行状」宝翰類聚)、同一五年の同人宛南部利直黒印状(盛岡北文書)に満町目村高一千二〇八石余・柏田(かしわだ)村高四三石余が載る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報