北十三村・南十三村(読み)きたじゆうそむら・みなみじゆうそむら

日本歴史地名大系 「北十三村・南十三村」の解説

北十三村・南十三村
きたじゆうそむら・みなみじゆうそむら

[現在地名]御所市大字北十三・南十三

御所町の北方、葛城川右岸に立地し、御所町との間に南十三村がある。川底よりも低地にあるため堤防を築き、これを葛城川堤と称した。「和名抄忍海おしみ津積つつみ郷と考えられる。十三つつみ・津積は堤か。

越智郷段銭算用状(春日神社文書)には「十三郷 五段」とみえ、三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に「十三郷(中略)葛上ノ豊田彦五郎」とあり、慶長郷帳には「十僧村」とあり、村高二〇八・五一石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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