北原川村(読み)きたはらがわむら

日本歴史地名大系 「北原川村」の解説

北原川村
きたはらがわむら

[現在地名]袋井市国本くにもと

山名やまな郡に所属。久津部くつべ村の東、原野谷はらのや川中流右岸に位置する。北原河とも記す。南東対岸原川はらがわ(現掛川市)。南境を東海道が通る。慶長九年(一六〇四)の久津部村検地帳(足立家文書)六帖のうちに、北原川村分である原野谷川の「西河はた」分が含まれ、役高一千二四三石余のうち、北原川村高四七七石余であった。寛永三年(一六二六)久津部村より分村(「足立家系図」同文書)。しかし同七年の北原川村差出控(同文書)には「久津部之内北原川村」とあり、田畑反別四六町六反余、分米五三五石余。寛文六年(一六六六)新田畑改帳(同文書)では、二町五反・高一五石余の新田畑が打出されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android