北島栄助(読み)キタジマ エイスケ

20世紀日本人名事典 「北島栄助」の解説

北島 栄助
キタジマ エイスケ

江戸時代末期・明治期の陶業家(有田焼),新聞記者



没年
昭和9(1934)年11月24日

出生地
肥前国松浦郡赤絵町(佐賀県有田町)

経歴
上絵付業の家に生まれ、似水と号した。祖先は有田赤絵町の赤絵屋16戸中の一人で、文政時代の北島源吾朝鮮輸出の専売業を営んでいた。家業を継ぎ、栄助も有田焼を朝鮮に輸出。明治前期までは家業を守っていたが、後期になって「絵入長崎新聞」を経て、「佐世保軍港新聞」の記者を務めた。明治36年長崎時代に「日本陶磁器史論」を著した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北島栄助」の解説

北島栄助 きたじま-えいすけ

?-1934 幕末-明治時代の陶業家。
北島源吾の子かといわれる。肥前松浦(まつら)郡赤絵町(佐賀県有田町)の上絵付(うわえつけ)業の家をつぎ,有田焼を朝鮮に輸出。明治後期に「絵入長崎新聞」「佐世保軍港新聞」の記者となった。昭和9年11月24日死去。号は似水(じすい)。著作に「日本陶磁器史論」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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