北新波村(読み)きたあらなみむら

日本歴史地名大系 「北新波村」の解説

北新波村
きたあらなみむら

[現在地名]高崎市北新波町

十二早じゆうにはや(現早瀬川)を挟んで南新波村の北にある。天正四年(一五七六)一一月二〇日付の大井小右兵衛尉宛武田家定書(岡本文書)で「北新波」三九貫文が宛行われている。群馬郡に属し、元和五年(一六一九)安藤対馬守殿御領分高覚帳(東大史料編纂所蔵)では西郷に村名がみえる(高崎藩領)。高一九〇石、田方一一町四反余・畑方七町八反余。江戸後期の御改革組合村高帳では高崎藩領で、家数一八。明治一〇年(一八七七)頃の家数二九、社二(上諏訪・下諏訪)、天台宗新波山満勝まんしよう寺があり、人数一四二、牡馬一七。繭一一石五斗二升・生糸四貫五〇〇匁・絹二八反・太織一五反を産した(郡村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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