日本歴史地名大系 「南新波村」の解説 南新波村みなみあらなみむら 群馬県:高崎市南新波村[現在地名]高崎市南新波町榛名(はるな)山南麓の末端近くに位置する。北部を井野(いの)川の支流十二早(じゆうにはや)川(現早瀬川)が東南に流れ、東は浜川(はまがわ)村、南は上小塙(かみこばな)村。古代の東山道が通っていたと考えられ、推定される道筋に大道(だいどう)の字名がある。応永三一年(一四二四)五月晦日付上杉憲実寄進状(鎌倉市立中央図書館蔵)に「上州長野郷内東荒浪村」がみえる。このときまで鎌倉鶴岡八幡宮社領であった「東荒浪村」は当地付近と考えられる。群馬郡に属し、元和五年(一六一九)安藤対馬守殿御領分高覚帳(東大史料編纂所蔵)では西郷に村名がみえる(高崎藩領)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by