北方ユーラシア文化(読み)ほっぽうユーラシアぶんか

百科事典マイペディア 「北方ユーラシア文化」の意味・わかりやすい解説

北方ユーラシア文化【ほっぽうユーラシアぶんか】

バルト海からオホーツク海に至る広大なツンドラ地帯・亜寒帯性針葉樹林地帯・森林草原混生地帯に発達した先史時代文化の総称骨角器多用が全般的特徴である。比較的定住性の強い狩猟漁労民の後期旧石器時代文化に始まり,新石器時代には南方から農耕牧畜が伝えられ,櫛(くし)目文土器を特徴とする文化が成立鋳造の技術も伝えられて,半農半牧の銅器・青銅器文化も生まれた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android