多用(読み)タヨウ

デジタル大辞泉 「多用」の意味・読み・例文・類語

た‐よう【多用】

[名](スル)
用事の多いこと。忙しいこと。「御多用中すみませんが」
多く使用すること。「外来語を多用する」
[類語](1あくせくこせこせばたばたせっかちあたふた気早気早い大わらわ貧乏暇無し甲斐甲斐かいがいしいそわそわ右往左往慌てふためく動き回るちょこまかうそうそ倉卒押せ押せてんやわんややいのやいの多忙多事繁忙繁多繁用忙殺忙しい東奔西走てんてこ舞いせわしいせわしない気ぜわしいあわただしい目まぐるしい繁劇席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいそそくさせかせか性急拙速多端多事多端怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙しきりきり舞い取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがない用事用向き用件所用用務小用こよう・しょうよう野暮用雑用雑事私用公用社用商用急用主用変事大事だいじ大事おおごと小事細事些事世事俗事私事しじ私事わたくしごと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「多用」の意味・読み・例文・類語

た‐よう【多用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 用事の多いこと。いそがしいこと。また、そのさま。多事。多忙。
    1. [初出の実例]「何やら多用(タヨウ)でござりまして、御不沙汰仕ります」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
  3. ( ━する ) 多く用いること。たくさん使用すること。
    1. [初出の実例]「石材を多用せざりしを以て」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android