北早川村(読み)きたそうがわむら

日本歴史地名大系 「北早川村」の解説

北早川村
きたそうがわむら

[現在地名]甲佐町早川そうがわ

北は妙見みようけん坂を越えれば辺田見へたみ(現御船町)に至り、南は糸田いとだ村、東は標高五〇メートル前後の丘陵地が続き、横野よこの(現御船町)と接する。「拾集昔語」には、天正(一五七三―九二)の頃まで早川村とよばれていたと記している。近世は甲佐手永に属し、「国誌」に「里俗下早川村ト云、宮島村養順村等ノ小村アリ」とある。宝暦一二年(一七六二)の甲佐手永手鑑では竈数一五・男三二・女二七、牛三・馬四、本高一三一石八斗余、田五町三反七畝余・畑三町五反八畝余、新地田四反余、永荒田一畝、諸開(野開・請藪)一町八反余、ほかに茶床がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android