日本歴史地名大系 「上益城郡」の解説
上益城郡
かみましきぐん
県の中央部に位置し、東部は阿蘇外輪山内縁部および九州山地の山岳地帯、西は緑川とその支流によって形成された狭小な低地が広がる一帯からなり、西端の一部に熊本平野の東縁部があるものの、概して山地と丘陵からなっている。東部山地の北は阿蘇外輪山で阿蘇郡と境し、広大な斜面に
上益城郡の成立は近世で、益城郡が元禄(一六八八―一七〇四)頃に上中下に分れ、上益城郡に沼山津・木倉・矢部の三手永、中益城郡に鯰・甲佐両手永が属したが、享保(一七一六―三六)までの間に両郡が合併して上益城郡となった。なお清和村の大矢川以南の旧
〔原始〕
旧石器時代の遺跡は丘陵上にあり、矢部町大矢野原遺跡、甲佐町
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報