北朝鮮による拉致問題

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北朝鮮による拉致問題

1970~80年代に各地で行方不明者が相次ぎ、北朝鮮工作員の関与が疑われた。2002年の日朝首脳会談で、金正日キム・ジョンイル総書記が横田よこためぐみさんらの拉致を認めて謝罪し、蓮池薫はすいけ・かおるさんら5人が帰国した。北朝鮮側は日本政府が認定した被害者17人のうち横田さんら12人を「8人死亡、4人未入国」と主張。日本側は受け入れていない。14年の日朝合意で北朝鮮は再調査委員会を設置したが、日本の経済制裁に反発し、16年に解体。「拉致問題は解決済み」と主張している。認定された被害者の他、拉致の可能性を否定できない「特定失踪者」も多数いる。

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