北条五代記(読み)ほうじょうごだいき

改訂新版 世界大百科事典 「北条五代記」の意味・わかりやすい解説

北条五代記 (ほうじょうごだいき)

後北条氏の早雲,氏綱,氏康,氏政,氏直5代の逸話を集めた書。10巻。本書中に,北条氏の遺臣三浦浄心の著《見聞集》(32巻)から,北条氏にかかわる記事を抄録したものと述べられている。抄録者については未詳。北条氏の盛衰を項目をたてて記載しているが,史料として使用するには検討が必要である。諸刊本は項目数,内容に若干相違が見られる。《改定史籍集覧》所収
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 下村

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む