北条日向遺跡(読み)ほうじようひゆうがいせき

日本歴史地名大系 「北条日向遺跡」の解説

北条日向遺跡
ほうじようひゆうがいせき

[現在地名]筑波町北条

多気たけ山南麓の字日向に残る寺院跡。出土遺物は軒丸瓦・軒平瓦・丸瓦・平瓦、土師器の坏、須恵器の甕・壼・坏、坏蓋、鉄釘および円形柱座を有する花崗岩礎石である。規模は東西三七・五七メートル、南北一六・六七メートルで、東西九・一八メートル、南北九・七九メートルの中央基壇上には柱間東西四間・南北五間の堂舎の存在を思わせる礎石を残す。中央基壇の東と西には、一段低い基壇上に南北の柱間二間の回廊部らしい建物の存在を示す小礎石群が連続しており、これらの礎石列から廃寺跡と確認される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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