北郊(読み)ホッコウ

精選版 日本国語大辞典 「北郊」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐こうホクカウ【北郊】

  1. 〘 名詞 〙 北の方の郊外。
    1. [初出の実例]「近比江戸の北郊日暮里村にて」(出典:随筆・松屋筆記(1818‐45頃)三)
    2. [その他の文献]〔周礼‐天官・内宰〕

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普及版 字通 「北郊」の読み・字形・画数・意味

【北郊】ほくこう(かう)

北の郊外。地を祀る。〔漢書、郊祀志〕王の事、~天の序を承くるより大なるは(な)し。故に~天を南郊に祭るは、陽に就くの義なり。地を北郊に(まつ)るは、陰に就くの象なり。

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世界大百科事典(旧版)内の北郊の言及

【地壇】より

…歴代,帝都の北方に築かれ,夏至の日に祭祀が行われることが多かった。北郊,泰折,方丘,方壇,方沢などの別称がある。地の神や地の霊を祭ることは,太古からあり,漢の武帝が汾水のほとりに立てた后土祠も,その流れをくむものである。…

※「北郊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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