北颪(読み)きたおろし

精選版 日本国語大辞典 「北颪」の意味・読み・例文・類語

きた‐おろし【北颪】

  1. 〘 名詞 〙 山から吹きおろす、冬の冷たい北風。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「冬空のあれに成(なり)たる北颪〈凡兆〉 旅の馳走に有明しをく〈芭蕉〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android