ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十五年の反乱」の意味・わかりやすい解説 十五年の反乱じゅうごねんのはんらんThe Fifteen 1715年イギリスで起ったジャコバイトの反乱。 14年新たにハノーバー朝が成立し,15年うしろだてであったフランス王ルイ 14世が死去したことなどから,国内のジャコバイトと亡命中の大王位僭称者 J.F.E.スチュアートが連絡して決起。根拠地はスコットランドで,9月6日に6代マー (伯)がパースで挙兵し,高地人氏族を集めて南下。 11月 13日マー軍は,スターリング近くのシェリッフミュアで国王派の2代アーガイル公ジョン (→アーガイル〈伯・公家〉 ) の軍と対戦し,勝敗のつかないまま進撃を断念してパースに戻った。その間,フランスからデボンシャーに上陸して兵を集めようとした2代オーモンド (公)の試みは失敗,ノーサンバーランドで蜂起した T.フォースターの軍は,スコットランド軍と首尾よく合流して南下したが,同じ 11月 13日プレストンで撃破された。 12月大王位僭称者はフランスからスコットランドに上陸したが,もはや形勢を挽回しえず,16年2月マー伯とともにフランスに逃げ帰った。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by