十善戒(読み)ジュウゼンカイ

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精選版 日本国語大辞典 「十善戒」の意味・読み・例文・類語

じゅうぜん‐かいジフゼン‥【十善戒】

  1. 〘 名詞 〙じゅうぜん(十善)
    1. [初出の実例]「言菩薩者如是在家人持十善戒六度行者是也」(出典秘蔵宝鑰(830頃)中)

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世界大百科事典(旧版)内の十善戒の言及

【十善】より

…すなわち,身体において殺生(せつしよう)(殺すこと),偸盗(ちゆうとう)(盗むこと),邪淫(じやいん)(男女の交わりのよこしまなこと),言葉においては妄語(もうご)(うそをつくこと),両舌(りようぜつ)(仲たがいさせることばをいうこと),悪口(あつく)(わるくちをいうこと),綺語(きご)(でたらめをいうこと),意においては貪欲(とんよく)(むさぼること),瞋恚(しんい)(怒ること),邪見(じやけん)(誤った考え方をすること)の,それぞれをなさないことである。この十善をきびしく守ることを十善戒といい,江戸時代後期の慈雲が広く説いた。国王,天皇,またはその位を十善というのは,前世で十善を行った功徳によってその位についたと考えられたからである。…

※「十善戒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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