十進記号法(読み)じっしんきごうほう(その他表記)decimal notation

図書館情報学用語辞典 第5版 「十進記号法」の解説

十進記号法

「じっしんきごうほう」と読む.1桁上がるごとに10倍になる十進法の原理に基づき,10個の数字を用いた純粋記号法.1桁レベルの10区分を類,2桁レベルの100区分を綱,3桁レベルの1000区分を目(もく)と呼称する.現実には,数字のみではなく,ピリオドなどごくわずかな種類の記号も含むことが多い.デューイ十進分類法が代表例である.この記号法以外に,文字だけ,あるいは文字と数字を組み合わせて用いる非十進記号法がある.十進記号法は,その他の記号法に比べて順序性が最も明快であり,記号の順序を理解しやすいという点で優れている.ただし,区分肢が10個しかないという制約からくる記号配分上の欠点がある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む