千尋藻村(読み)ちろもむら

日本歴史地名大系 「千尋藻村」の解説

千尋藻村
ちろもむら

[現在地名]豊玉町千尋藻

鑓川やりかわ村の北東、オロシカ浦の北部にある。民戸は大千尋藻おおちろも小千尋藻こちろもに分れ、その間三町という(津島紀略)。長禄年間(一四五七―六〇)と推定される二月七日の宗盛家書下(仁位郷判物写)に「大ちろもこちろも」とみえ、仁位にい郡主の盛家が「はたの平次」に催促するよう命じている。文明一七年(一四八五)「大ちろも けこし所」はいずれより「おくりさうし」を申掛けられても応じることはないとされている(同年九月二〇日「宗職家書下」同判物写)。「海東諸国紀」に記される「温知老毛浦六十余戸」が当地に比定される。明の万暦五年(一五七七)成立の図書編日本国図(文淵閣四庫全書子部)では「知亦磨」とある。

「郡方毎日記」寛永一五年(一六三八)条に「大ちろも」とみえ、正保二年(一六四五)の物成は大千尋藻村が麦三〇石余(二郡村々物成)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む