小千尋藻村(読み)こちろもむら

日本歴史地名大系 「小千尋藻村」の解説

小千尋藻村
こちろもむら

[現在地名]豊玉町千尋藻ちろも

大千尋藻おおちろも村に隣接し、千尋藻村と一括されることが多い(「津島紀略」など)中世仁位にい郡のうち。永享八年(一四三六)九月二四日の宗盛家安堵書下(仁位郷判物写)に「小ちろも」とみえ、仁位郡主の盛家は当地の畠や「いんかうらのこははたけ」「しほとのはたけ」「とらくのはたけ」など一七ヵ所を梅野左衛門五郎の知行として安堵している。長禄年間(一四五七―六〇)と推定される頃、「大ちろもこちろも」について盛家が「はたの平次」に催促を命じている(二月七日「宗盛家書下」同判物写)。「海東諸国紀」に「昆知老浦四十余戸」とあるのが当地に比定される。天正九年(一五八一)「小ちろも」の畠や「いんか浦のこははたけ」「よいなこのこははたけ」など一八ヵ所が梅野清兵衛に安堵されている(同年六月二二日「宗昭景安堵書下」仁位郷判物写)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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