千村平右衛門(読み)ちむらへいえもん

改訂新版 世界大百科事典 「千村平右衛門」の意味・わかりやすい解説

千村平右衛門 (ちむらへいえもん)

木曾義仲の末孫といわれ,山村甚兵衛とともに木曾衆の宗家。関ヶ原の戦で徳川家康にくみし,その功で木曾衆全体に美濃国内に1万6000石を給せられた。平右衛門良重は一族とともに可児郡久々利に住む。信州と遠州の地の支配を家康より命ぜられ,また遠州船明村榑木(くれき)改役として天竜川の榑木改めを命ぜられる。1619年(元和5)尾張藩に付属せしめられたが,旗本,表交替寄合並で,参勤交代もするという幕府にも直属する存在であった。
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