千村平右衛門(読み)ちむらへいえもん

改訂新版 世界大百科事典 「千村平右衛門」の意味・わかりやすい解説

千村平右衛門 (ちむらへいえもん)

木曾義仲の末孫といわれ,山村甚兵衛とともに木曾衆の宗家。関ヶ原の戦で徳川家康にくみし,その功で木曾衆全体に美濃国内に1万6000石を給せられた。平右衛門良重は一族とともに可児郡久々利に住む。信州と遠州の地の支配を家康より命ぜられ,また遠州船明村榑木(くれき)改役として天竜川の榑木改めを命ぜられる。1619年(元和5)尾張藩に付属せしめられたが,旗本,表交替寄合並で,参勤交代もするという幕府にも直属する存在であった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 松田

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む