千沢村(読み)せんざわむら

日本歴史地名大系 「千沢村」の解説

千沢村
せんざわむら

[現在地名]茂原市千沢

南吉田みなみよしだ村の東に位置し、北部を赤目あかめ川が東流する。村の中央を古屋敷ふるやしきと称し、西の上村屋敷かみむらやしき、東の下村屋敷と三つの集落がある。しかし現在は古屋敷に集落はない。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に千沢村とみえ、高二八三石。「土気古城再興伝来記」によると、土気とけ(現千葉市緑区)城主酒井康治の次男庄三郎直治は徳川家康に召出されたのち、「上総国粟生野村・二日当村・千沢村千石」を知行している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android