千灯会(読み)セントウエ

デジタル大辞泉 「千灯会」の意味・読み・例文・類語

せんとう‐え〔‐ヱ〕【千灯会】

多く灯火をともして仏に供養する法会奈良法華寺などで行われた。

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精選版 日本国語大辞典 「千灯会」の意味・読み・例文・類語

せんとう‐え‥ヱ【千灯会】

  1. 〘 名詞 〙 多くの灯火をともして仏に供養する法会。奈良の法華寺や東大寺法華堂で行なった。
    1. [初出の実例]「昔遊法花寺、儻覩千燈会、感喜深心、思涓滴」(出典性霊集‐七(835頃)和命婦於法華寺奉入千燈料田願文)

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世界大百科事典(旧版)内の千灯会の言及

【万灯会】より

…単に万灯ともいわれる。繁栄安穏を祈り,懺悔滅罪のために個人あるいは国家などが行ったもので,万灯会に対して千灯会といわれる法会も行われた。日本では651年(白雉2)味経(あじふ)宮で2700余の灯を燃やしたという《日本書紀》孝徳天皇条の記載が初見で,744年(天平16)に東大寺の前身である金鐘寺で1万坏の燃灯供養を行った例が最も古い。…

※「千灯会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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