日本歴史地名大系 「千町山村」の解説 千町山村せんぢようやまむら 愛媛県:西条市千町山村[現在地名]西条市千町瓶(かめ)ヶ森(もり)・笹(ささ)ヶ峰(みね)・黒森(くろもり)山を連ねる石鎚(いしづち)山脈に発して北流する加茂(かも)川支流谷(たに)川峡谷の北東岸、標高二〇〇―四〇〇メートルの山腹に広がる山村。東三(ひがしさん)ヶ山(やま)の一村。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の新居(にい)郡の項に「高七拾石三斗 畠方 千町山村 日損所、柴草山有」とある。西条藩領。天保一三年(一八四二)の「西条誌」には、村名の千町は土地の広大なことをいい、検地竿入が一度もなかったので、広さがわからない、田畑高七〇石三斗、家数九七、人数三八一、鉄砲持二とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by