升田新村(読み)ますだしんむら

日本歴史地名大系 「升田新村」の解説

升田新村
ますだしんむら

[現在地名]加古川市東神吉町出河原ひがしかんきちようでがはら

升田村の南、加古川下流西岸に位置する。文禄二年(一五九三)升田村の山脇九右衛門が村人七名とともに開発し、その後、升田・神吉・砂部いさべ各村から移住者が増加したと伝える(増訂印南郡誌)正保国絵図(内閣文庫蔵)では高一六五石余。元禄郷帳では升田村枝郷と肩書されて村名がみえる。宝暦七年(一七五七)の村明細帳(糟谷家文書)によると、畑二一町二反余・分米一三九石余、新畑三町三反余・分米一六石余、小物成は犬米・弐厘米・材木置場運上・請林運上、家数一六八・人数七九五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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