升目(読み)ますめ

精選版 日本国語大辞典 「升目」の意味・読み・例文・類語

ます‐め【升目・枡目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 升ではかった量。量目。
    1. [初出の実例]「兵粮うりかふ様躰聞候に、はかり候もの共すいにますめなし候と聞及候」(出典:結城氏新法度(1556)九一条)
  3. 升形のわく・模様
    1. [初出の実例]「ピラミッド型に積んだコオクスの山には、石灰水が白い桝目(マスメ)を描き」(出典:機関車に巣喰ふ(1930)〈龍胆寺雄〉)
  4. 川岸に柱を立て、一合から一升までの刻み目をつけておき、増水した高さを測定するもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android