石灰水(読み)せっかいすい(英語表記)lime water

日本大百科全書(ニッポニカ)「石灰水」の解説

石灰水
せっかいすい
lime water

水酸化カルシウム(消石灰)の飽和水溶液をいう。酸化カルシウム(生石灰)の微粉末を水中で十分にかき混ぜ、放置して得られる上澄み液を傾瀉(けいしゃ)法で濾過(ろか)することによってつくられる。25℃で100ミリリットル中に0.13グラム程度の水酸化カルシウムを含み、無色透明で強アルカリ性を示す。炭酸ガスを通じると不溶性の炭酸カルシウムを生じて白濁するので、その検出に用いられる。

[鳥居泰男]

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精選版 日本国語大辞典「石灰水」の解説

せっかい‐すい セキクヮイ‥【石灰水】

〘名〙 消石灰(水酸化カルシウム)の水溶液。無色透明。空気中で二酸化炭素を吸収して炭酸カルシウムの白濁を生じるので、その検出剤として用いられる。アルカリ性を示す。また、消毒・殺菌剤、含嗽(がんそう)料、石灰擦剤(さつざい)などに用いられる。石灰液。
※舎密開宗(1837‐47)内「暗処にて搗研すれば燐光閃発し石灰水に研和すれば黒色と為る」

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百科事典マイペディア「石灰水」の解説

石灰水【せっかいすい】

消石灰(水酸化カルシウムCaOH2)の飽和水溶液。100ml中約0.15gのCa(OH)2を含む。アルカリ性。二酸化炭素を通ずると不溶性の炭酸カルシウムCaCO3を生じて白濁するので,その検出に用いられる。
→関連項目水酸化カルシウム

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化学辞典 第2版「石灰水」の解説

石灰水
セッカイスイ
lime water

水酸化カルシウムCa(OH)2(消石灰)の飽和水溶液.水酸化カルシウムはわずかに水に溶け,強いアルカリ性を示す.二酸化炭素を吸収すると炭酸カルシウムが生成するため白濁するので,その検出に用いられる.

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世界大百科事典内の石灰水の言及

【水酸化カルシウム】より

…しかし溶けた部分は強いアルカリ性を示すので,最も安価なアルカリ源として工業上きわめて広く用いられる。この飽和水溶液を石灰水lime waterといい,また比較的少量の水と乳状に混合したものを石灰乳milk of limeと呼ぶ。水酸化カルシウムは容易に二酸化炭素と化合して水に不溶の炭酸カルシウムに変化するから,石灰水や石灰乳を空気中に放置しておくと炭酸カルシウムが沈殿してくる。…

※「石灰水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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