半僧坊(読み)はんそうぼう

日本歴史地名大系 「半僧坊」の解説

半僧坊
はんそうぼう

建長寺背後の山、勝上しようじようけん中腹にある。明治二三年(一八九〇)建長寺二三五世貫道周一が遠州方広ほうこう(現静岡県引佐郡引佐町)から当寺鎮守として勧請した半僧坊権現を祀る(貫道周一禅師七〇遠年諱誌)。また勝上には開山蘭渓道隆坐禅窟と伝えられるものがあり、中に石造地蔵尊が安置されていた(鎌倉志など)。江戸時代には勝上担当の役僧がいたようだが、明治三年に廃止されている(「建長寺一山衆議牒」建長寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 供出 不老 仙人

日本大百科全書(ニッポニカ) 「半僧坊」の意味・わかりやすい解説

半僧坊
はんぞうぼう

方広寺

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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