卒法(読み)そっぽう

精選版 日本国語大辞典 「卒法」の意味・読み・例文・類語

そっ‐ぽう‥パフ【卒法】

  1. 〘 名詞 〙 率法(りっぽう)のこと。率法は平安時代官物率法鎌倉時代新補率法などの語のように公定課税率意味であったが、率と卒が誤記・誤読されやすいところから卒法(そっぽう)ともいわれるようになった。
    1. [初出の実例]「今日被卒法。悉被行之」(出典吾妻鏡‐元久二年(1205)一二月一〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android