率法(読み)りっぽう

精選版 日本国語大辞典 「率法」の意味・読み・例文・類語

りっ‐ぽう‥パフ【率法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 割合比率を定めた法令。また、その定められた割合。率分法。
    1. [初出の実例]「郡司主政主帳者、国司便任、申送名帳、随而処分、事有」(出典続日本紀‐和銅五年(712)四月丁巳)
  3. 新補地頭得分基準を定めた法。
    1. [初出の実例]「得分事、右如宣旨状者、仮令、田畠各拾一町内、十町領家国司分、一丁地頭分、不広博狭小、以此率法免給之上、加徴段別五升可充行云々」(出典:近衛家本追加‐貞応二年(1223)七月六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「率法」の読み・字形・画数・意味

【率法】りつぽう

率分の法。

字通「率」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android