南庭(読み)ナンテイ

デジタル大辞泉 「南庭」の意味・読み・例文・類語

なん‐てい【南庭】

建物南側にある庭。また特に、紫宸殿ししんでん正面の庭。「大徳寺方丈南庭

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精選版 日本国語大辞典 「南庭」の意味・読み・例文・類語

なん‐てい【南庭】

  1. 〘 名詞 〙 建物の南側にある庭。特に、紫宸殿前庭をいう。
    1. [初出の実例]「南庭桜橘樹等仰左右衛門府栽」(出典中右記‐天永三年(1112)一〇月一八日)
    2. [その他の文献]〔繁欽‐建章鳳闕賦〕

だん‐てい【南庭】

  1. 〘 名詞 〙 紫宸殿の前庭の称。なんてい。

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世界大百科事典(旧版)内の南庭の言及

【建礼門】より

…当初は内郭の南門(承明門)に対して南端門と称されたが,後に建礼門(初見は《続日本後紀》天長10年12月)と称された。《延喜式》では建礼門前には南庭と称される広場があり,儀式の場として使用された。儀式には,射礼(じやらい),相撲,荷前(のさき)奉幣などがある。…

※「南庭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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