南萱振村(読み)みなみかやふりむら

日本歴史地名大系 「南萱振村」の解説

南萱振村
みなみかやふりむら

[現在地名]八尾ひかり町一―二丁目・さくらおか一―三丁目・みどりおか一―五丁目・つつみ町一―三丁目など

萱振村に南接してあり、単に萱振村とも八尾萱振村ともいう。元文二年(一七三七)の河内国高帳、旧高旧領取調帳などが南萱振村とし、近代には南萱振村。正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳は高一千三四五石余の萱振村のほかに、高三六〇石余の萱振村をあげるが、これが当村にあたる。承応三年(一六五四)写の河州一国村々高帳も同様で、「萱振村但し八尾出作分」と記す。これによれば萱振村のなかに八尾(村)住人の出作地があり、のち一村として独立していったもののようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android