日本歴史地名大系 「河内国一国村高控帳」の解説
河内国一国村高控帳
かわちのくにいつこくむらだかひかえちよう
一冊
写本 浅尾重一郎
解説 表紙の外題には「天保三辰年正月上旬」の日付があるが、実際は正保郷帳の写と推定される。ただし末尾には承応二年三月出来、文政四年六月および天保三年正月上旬に改めたことを付記する。内容は河内一六郡の総高を記し、次に一六郡をほぼ南から北へと配置し、郡ごとに各村の村名・村高、田畑の高内訳、日損所・水損所の高、山年貢と草山の状況、小物成・葭・蓮年貢高などが記載され、支配領主の名称を書添える。郡ごとに高や小物成・新田の集計を書き、末尾で河内国一国の総高・田畑・葭山年貢そのほかの小物成、新田の集計および小物成・葭山年貢の領主別の内訳を記す。記載事項と内容は幕命による正保郷帳の形式に依拠している。
活字本 枚方市史資料第八集「河内国正保郷帳写」
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報