南蛮文様(読み)なんばんもんよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南蛮文様」の意味・わかりやすい解説

南蛮文様
なんばんもんよう

日本固有の文様一種安土桃山時代から江戸時代初期にかけて,日本に渡来した南蛮人や渡来の文物を文様化し,国産工芸品絵画に表わした。『南蛮人蒔絵椅子』『南蛮船透鐔』『鉄砲蒔絵鼓胴』,うんすんかるた,『蒔絵硯箱』『縞蒔絵螺鈿 (らでん) 重箱』『織部角皿』などに,その文様例がみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android