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うんすんかるた うんすんかるた

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

うんすんかるた
うんすんかるた

広義には天正かるたも含むが,狭義には総札 75枚のかるたをさす。天正かるたコップ,金貨,棍棒,剣に「くる」という巴 (ともえ) を描いた紋札を加え,1の札を紋と龍 (「ろはい」と呼ぶ) に分け,さらに,um (福神か達磨) と sum (唐人) を増札して5× 15の 75枚とした。

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百科事典マイペディアの解説

うんすんかるた

天正年間に流行した天正かるた(4種48枚)から派生して,元禄の終りころに考案されたかるたの一種。宇牟須牟骨牌とも記す。初め4種48枚,のち5種75枚のものが流行,南蛮人を描いたものと日本風の布袋(ほてい),福禄寿などを描いたものとがあり,遊戯法は現在の花札に似,熊本県人吉市には現在も伝わる。

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世界大百科事典 第2版の解説

うんすんかるた

天正かるたから派生したかるたの一種。宇牟須牟骨牌とも書く。16世紀後半ポルトガル伝来のカルタを模して作られた天正かるたは,江戸時代庶民に広まり賭博(とばく)に使われたため,幕府は禁令を出した。しかしその効果はなく,禁令が繰り返される中で,元禄の終りころ〈うんすんかるた〉が考案され,これが幕府の公認するところとなった。天正かるたの48枚を基に,札の枚数を75枚に増やしたもので,ハウ(棍棒),イス(剣),コップ(聖杯),オウル(貨幣),クル(巴)の5種があり,それぞれ1から9とウマ(騎士),コシ(王),ロハイ(竜),ソウタ(女従者),スン(唐人),ウン(福の神や達磨)の絵札6枚からなる。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

うんすんかるた
うんすんかるた / 宇牟須牟賀留多

江戸初期、南蛮船で日本に渡来した西洋かるた。「うんすん」は元来ポルトガル語um sumで、最高最上の意。1686年(貞享3)刊の『雍州府志(ようしゅうふし)』(黒川道祐(どうゆう))には、オランダ人がもてあそんだものをまねて遊び道具にしたとある。最初「天正(てんしょう)かるた」といい、札数は4種各12枚で合計48枚。伊須(いす)または伊須波多(いすはた)(剣の紋様)・波宇(はう)(同青色の太陽)・古津布(こつふ)(同酒盃)・宇留(うる)(同玉)の4組で、各組とも1から9枚まではそれぞれの紋形が記され、10枚目は法師、11枚目は騎馬の人、12枚目は椅子(いす)にかけた人が描かれている。3人から5人で札を切って配り、トランプに似た遊び方をした。その後明和(めいわ)(1764~72)のころ日本化されて札が75枚に増加し、安永(あんえい)(1772~81)にかけて流行したが、賭博(とばく)に用いられたため、たびたび禁止された。1768年(明和5)印行の『半日閑話』(大田南畝(なんぽ))には、布袋(ほてい)・福禄寿(ふくろくじゅ)・恵比寿(えびす)・達磨(だるま)図の札を「うん」、黒冠の唐人図の札を「すん」とよぶとある。賭け事(かけごと)遊びに用いられ、「花かるた」に発達した。[斎藤良輔]

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