南部地域(読み)なんぶちいき

日本歴史地名大系 「南部地域」の解説

南部地域
なんぶちいき

南北に長い大津市域の南部一帯。琵琶湖の南端部と瀬田せた川流域にあたり、同川には大戸だいど川・信楽川・大石おおいし川などが合流する。瀬田川・信楽川筋には国道四二二号が通り、古来より名高い瀬田唐せたのから橋のほか、瀬田川には北よりJR東海道線・国道一号・東海道新幹線・名神高速道路・京滋バイパスが架設されている。京阪石山坂本線は石山いしやままで。西は京都市・京都府宇治市、南は同綴喜つづき宇治田原うじたわら町、東は甲賀郡信楽町・栗太くりた栗東りつとう町、北は草津市と接する。これらの行政境は草津市境を除けばすべて山嶺に囲まれ京都市山科区境の音羽おとわ山地のほか、信楽山地の一部をなす田上たなかみ山地が南東部に連なる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android